Tue,January 08,2008

日本インターネット映画大賞 2007年度外国映画部門

2007年劇場鑑賞245本中、洋画182本(2回鑑賞作あり、アジア系含む)。
ベスト60(続きに記載)から絞りに絞って次点含む25本。これが限界。
洋画で見逃して残念なのはアーシアの「トランシルヴァニア」、「ラッキー・ユー」に「ブラック・スネーク・モーン」。

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[作品賞投票ルール(抄)]
 ・選出作品は5本以上10本まで
 ・持ち点合計は30点
 ・1作品に投票できる最大は10点まで

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【作品賞】(5本以上10本まで)
  「パンズ・ラビリンス」 5 点
  「ショートバス」 5 点
  「パリ、ジュテーム」 4 点
  「リトル・ミス・サンシャイン」 3 点
  「ラッキーナンバー7」 3 点
  「スパイダーマン3」 2 点
  「ヴィーナス」 2 点
  「花蓮の夏」 2 点
  「明日、君がいない」 2 点
  「BRICK」 2 点

<次点>
「ボーン・アルティメイタム」
「善き人のためのソナタ」
「エディット・ピアフ〜愛の讃歌」
「アイ・アム・レジェンド」
「ブラックブック」
「バベル」
「王の男」「私たちの幸せな時間」「絶対の愛」
「華麗なる恋の舞台で」
「ハッピー・フィート」
「ラブソングができるまで」
「デスプルーフ in グラインドハウス」
「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」
「パフューム ある人殺しの物語」
「アズールとアスマール」
「あなたになら言える秘密のこと」


【コメント】

うーむ。今年は、これ!っていう革命的映画は降って来なかった代わりに、全体的にどのジャンルもまんべんなく出来がよくて、邦画同様、かえって選ぶのに苦労しました。
最初、ベスト50選びから、と思って始めたのに、まず50に絞りきれない。というわけで、ベスト60(って…)、そこから更に、なんとかかんとか選び出し、次点がむちゃくちゃ増えたぞ。


「パンズ・ラビリンス」
最近感想書いたばかりだし、というより、この作品は今更わたしがあれこれ書かずともよいかと思われる。

「ショートバス」
肌に合わないひとは本当に嫌いでしょう、この映画。わたしはね、好きだった、っていうそれだけの話。性についての話であり、人のこころと、人と関わる勇気と冒険についての話でもある。

「パリ、ジュテーム」
全部がいいわけではないのです。だけども、いくつかに、宝石のような宝物のような、きらきらした、あるいは胸打つエピソードがある。ぎゅーっと握りしめて、それらを深く愛します。

「リトル・ミス・サンシャイン」
じいちゃんなのだ。そして、息子なのだ。そして娘なのだ、パパなのだ、ママなのだ。すべていとおしいです。

「ラッキーナンバー7」
これさー、もっと公開時話題になってよかったと思うんだよねー。なんであっけなく終わったかなー。見終わってから、わーおわーおと興奮しちゃったのに、誰も見てないんだもんなー。
ともかくね、ルーシー・リューがえらいことカワイイの、それだけでも一見の価値あり。嘘だろ、と思うでしょ、マジでカワイイの。びっくり。そしてジョシュは無駄に裸。そこもいい。(変態か)

「スパイダーマン3」
ともかくハリーによるハリーのための、ハリーの…。なわけはなかったけど、とりあえず、4がいつか作られたとしても、かなり嬉しくない感じににはなった。けども、ハリー。ハリー!

「ヴィーナス」
エロじいちゃんの最後の一花。絶妙に笑わせ、呆れさせ、泣かせてくれた。じいちゃん…。音楽のコリーヌ・ベイリー・レイにやられた、というのも否定しない。ピーター・オトゥールの若い頃の画像見て、同一人物とは思えなかったけど。

「花蓮の夏」
ともかく、この手に不足しがちな、欲しい物を欲しい場所へ、見たい光景を見とれるように、聞きたい言葉を聞ける台詞へ、というね、フラストレーションが限りなく少なかった、という一点で、見事だった、という。

「明日、君がいない」
人生の先輩(すでに年寄り)としてはね、やはり生きてこそ、と思うのよ。生き延びて欲しいのね。世界は狭くて、今、叶わないと全ては無駄で意味がなくて傷つけられて辛くて終わってしまう、とね、その年頃には思いがちだけど、そんなことなくてね、どんなに泣いても傷ついても、生き延びれば、いつかいいこともあるの、いつか確かにそれはあるんだよ。

「BRICK」
敢えて推すよ。推しますよ。きっと誰も推さねーだろうから。いや、推すほどの映画かって言われると、えーと、って言っちゃうんですけど。役者も監督も未知数なんですけども、荒削りにして時々は不親切な映画なんですけど、なんか、すごーくツボに入ったの、わたし的に。



<次点>
「ボーン・アルティメイタム」
ともかくかっこいいんだこれが。だけど、わたしが推さずとも、と思うので。

「善き人のためのソナタ」
これもわたしが推さずとも、という良作。

「エディット・ピアフ〜愛の讃歌」
主役の女優さんの化けっぷりにともかく感嘆。

「アイ・アム・レジェンド」
最近見たばかりというのもあるけど、ともかく犬が。犬が泣かせる。

「ブラックブック」
大河ドラマのように目が離せない映画であった。

「バベル」
好き役者がいい演技をしていたという点でも、そこに描かれる人の業、という点でも、いい作品でした。

「王の男」「私たちの幸せな時間」「絶対の愛」
3本ありますが韓流ものとして1つにまとめてみたり(反則)。今年の韓流見たのはこの3本だけだったけど、これだけで充分だし、満足です。

「華麗なる恋の舞台で」
ともかくアネット・ベニングの姫川亜弓ぶりが素晴らしかったので。ほんとに一緒になって喝采贈りたかった。

「ハッピー・フィート」
歌う映画は「ドリームガールズ」とか「ヘアスプレー」とかありましたが、一番体がのったし、一緒に歌いたかった映画はこれ。

「ラブソングができるまで」
出来としてはどうなの、と思わないでもないけど、音楽が素晴らしすぎた。

「デスプルーフ in グラインドハウス」
ともかく楽しかった。映画館であんなに笑って拍手が起きて爽快な気分で帰れたのは久しぶりだった。

「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」
映画としてはともかく、双子がストライクど真ん中でした。

「パフューム ある人殺しの物語」
この映画はラスト、あのシーンこそブラボー、と思ってるんですがこの意見はやはりマイノリティなんだろうか。

「アズールとアスマール」
やー、素晴らしかった。今年見た洋画アニメの中では実は一番好き。

「あなたになら言える秘密のこと」
皆幸せであれ、と、願ってやまない。

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【監督賞】              作品名
   [アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ] 「バベル」

【コメント】
やはり、時間軸と人と場所との交差の描き方が抜けている。絡み合って、解けて、またもつれていくひとの業と運命というもの。そしてそういう演出にわたしがとても弱いというのが。ほんとに、いまだに「アモーレス・ペロス」を見逃していることに何年経っても悔いが残る。(DVDで見ればいいじゃんとか言わないように。スクリーンで見てなんぼなんですヨ)

他に悩んだのは、「パンズ〜」の世界観とテーマの構築が素晴らしかったギレルモ・デル・トロ、「インファナル・アフェア」とは違うけれども、これはこれ、として高いレベルでまとめあげたマーティン・スコセッシ、途切れない緊張感と演出が見事だった「ボーン・アルティメイタム」のポール・グリーングラス、パイレーツ3がわたし的にダメだっただけに、もう一つの大作ものシリーズ、これだけのビッグバジェット映画をちゃんと成功させたという意味で「スパイダーマン3」のサム・ライミ、題材に対する心構えというか根性に感服する「ショートバス」ジョン・キャメロン・ミッチェル、それから変態タランティーノに変態オゾン(おい)。

【主演男優賞】
   [レオナルド・ディカプリオ] 「ディパーテッド」「ブラッド・ダイヤモンド」

【コメント】
この人の真骨頂は強そうに見せかけた隙間に見せる繊細な弱さ、だと思うんだよね。だから若い頃、あんなに人気出たんだと思うし。で、おっさんになりかけの今も、かすかに見せるその部分に主役としての華を見るわけ。気持ち的には「ブラッド・ダイヤモンド」の方で差し上げたい。

同じく「ディパーテッド」「オーシャンズ13」「グッド・シェパード」「ボーン・アルティメイタム」のマット・デイモン、「幸せのちから」「アイ・アム・レジェンド」のウィル・スミスの三つ巴、だったんだけど、3人の中で、レオはいまだにアイドル人気を引きずって評価が薄いところがあるので、応援の意味でレオに。

【主演女優賞】
   [ケイト・ブランシェット] 「あるスキャンダルの覚え書き」「バベル」

【コメント】
うーん、贔屓目が入っています(笑)。「華麗なる恋の舞台で」のアネット・ベニングの姫川ぶりも(くどいよ)かなり捨てがたい、というか最有力だったんだけど、やっぱり「あるスキャンダル〜」のケイトが見せた、地上からどこかふわふわ浮いた感じ、が、上手すぎて気持ち悪い、つうか、空恐ろしかったのと、あと「バベル」でも、死に体ながらも(笑)映画をぐっと引き締めた、という意味で。

あと、見送ったけども「ホリデイ」「オール・ザ・キングスメン」「ラスト・チルドレン」のケイト違いなケイト・ウィンスレットも女性としても女優としても実りの時期、って感じを増してきてよかったと思います。

【助演男優賞】
   [ロバート・ダウニー・Jr] 「スキャナー・ダークリー」「ゾディアック」「毛皮のエロス」

【コメント】
今年、ピンポイントでわたしのハートを盗んだアイツ。(なに)

彼がいなければ、おそらくわたしのかわいこちゃん同士、「バベル」「恋愛睡眠のすすめ」のガエル・ガルシア・ベルナルか、「スパイダーマン3」「フライボーイズ」のジェームス・フランコの一騎打ちでした。
あと、番外(?)で、「スターダスト」のロバート・デ・ニーロ。あれ反則。

【助演女優賞】
   [シャロン・ストーン(&デミ・ムーア)] 「ボビー」

【コメント】
過去栄光を誇った自分の美貌とかポジションとかをあえて逆手に取ったような役柄&台詞の数々でして、ふたりともよく受けたなあ、この役、みたいな。
登場シーンはさして多くないのだけど、出てくる度、見ていて映画とは別の意味で非常にスリリングでした。そして、持ってくとこは持ってく。さすが。
ということで、セットでの表彰とさせて下さい。

…と書いたら、日本インターネット映画大賞事務局の方から一人にせんかいぼけぇ、と言われたので、シャロン・ストーンでひとつ。>事務局さま

「ブラッド・ダイヤモンド」「ラスト・チルドレン」のジェニファー・コネリー、「ラッキーナンバー7」のルーシー・リューでも悩みましたが。
自分のイメージを逆手に取る、という意味では、「スターダスト」「ヘアスプレー」のミシェル・ファイファーも捨てがたかったですけどね。

【新人賞】
   [ムラーリ・K・タルリ] 「明日、君がいない」

【コメント】
少女っぷりをフィルムに閉じこめた「パンズ・ラビリンス」のイバナ・バケロ、願わくばこのままイケメンかつ良い俳優に育って欲しいと思わずにいられなかった「アレックス・ライダー」のアレックス・ペティファー、あのアホっぽい口の開け方は天才的「エンジェル」「タロットカード殺人事件」のロモーラ・ガライ、全員甲乙つけがたく、うーん、そういうわけで、今年も監督で。(えー)

この作品は、若さ&初監督故に出来上がった作品、つまり一発屋の匂いもぷんぷんするけども、それでも、そんな予想をゆくゆくは覆す監督になって欲しいという希望を込めて。

【音楽賞】
  「ヴォイス・オブ・ヘドウィグ」

【コメント】
ともかく音楽が映画のもうひとつの隠れた主役、相乗効果となっていた「パフューム ある人殺しの物語」か「バベル」、でなきゃこんなバンドほんとにいたんじゃないかと思わせてくれた「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」、コリーヌ最高、な「ヴィーナス」、もはや何をか言わん「エディット・ピアフ 愛の讃歌」、80's好きには鼻の奥がツーンとした「ラブソングができるまで」、歌いたい度1番だった「ハッピー・フィート」とかラストが気持ちよかった「サーフズ・アップ」とか。いろいろあったんですけど。

更に言えば、音楽ドキュメンタリーの音楽をここで選ぶのはちょっと反則だろうとも思ってはいるのだけども、しかし、やはりもともとの「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の音楽が傑作であり、それを様々なミュージシャンがカバーというだけで、特にブリーダーズのやつとかルーファスとかポリフォニック・スプリーとかね、もうね、ちょっとどころでなく、ものすごい勢いでぐわっと持っていかれたわけであって、だからね、そういうわけで仕方ないんだよ!(逆ギレ)
あ、「ショートバス」の主題歌(と言うのか)「In The End」もかなりよかったです。あの歌一緒に歌いたい。

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【勝手に○×賞】
  
【邦題が素敵すぎde賞】
  「あるいは裏切りという名の犬」「明日、君がいない」「善き人のためのソナタ」

【コメント】
中でもやはり「あるいは〜」がダントツ。邦題つけたひとに拍手。

【ドキュメンタリーもので5本選んでみたde賞】
  「ヴォイス・オブ・ヘドウィグ」「スクリーミング・マスターピース」「デート・ウィズ・ドリュー」「ブラインドサイト〜小さな登山者たち」「ミリキタニの猫」

【コメント】
「不都合な真実」と「シッコ」も入れたいとこですが、どちらももはや今更語るまでもない、プレゼンテーションのクオリティ高すぎな作品なので。
ドキュメンタリーは総じて外れらしい外れはなかったのですが、その中でも、見終わってしばらくなかなか抜け出せなかった5本を。
あ、「デート・ウィズ・ドリュー」はちょっと違うけど。これはともかく楽しくて、一緒にドキドキして、見終わってすごくハッピーな気分になった1本。これ見てドリューを嫌いになるひとはいない。

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 この内容(以下の投票を含む)をWEBに転載することに同意する。
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以下、ベスト60作品。

「スキャナー・ダークリー」
「デート・ウィズ・ドリュー」
「イン・ザ・スープ」
「ラッキーナンバー7」
「あるいは裏切りという名の犬」
「王の男」
「リトル・ミス・サンシャイン」
「ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド」
「ディパーテッド」
「あなたになら言える秘密のこと」
「不都合な真実」
「パリ、ジュテーム」
「パフューム ある人殺しの物語」
「カンバセーションズ」
「ラストキング・オブ・スコットランド」
「ボビー」
「明日、君がいない」
「善き人のためのソナタ」
「華麗なる恋の舞台で」
「ブラッド・ダイヤモンド」
「ブラックブック」
「絶対の愛」
「ハッピー・フィート」
「クイーン」
「ラブソングができるまで」
「ダーウィンの悪夢」
「BRICK」
「スパイダーマン3」
「バベル」
「スモーキン・エース -暗殺者がいっぱい-」
「コマンダンテ」
「300<スリーハンドレッド>」
「毛皮のエロス」
「あるスキャンダルの覚え書き」
「ゾディアック」
「アドレナリン」
「街のあかり」
「石の微笑」
「スクリーミング・マスターピース」
「オーシャンズ13」
「ブラインドサイト〜小さな登山者たち」
「トランスフォーマー」
「リトル・チルドレン」
「私たちの幸せな時間」
「アズールとアスマール」
「デスプルーフ in グラインドハウス」
「シッコ」
「ショートバス」
「スターダスト」
「題名のない子守唄」
「ミリキタニの猫」
「ヴォイス・オブ・ヘドウィグ」
「エディット・ピアフ〜愛の讃歌」
「ボーン・アルティメイタム」
「ヴィーナス」
「アフター・ウェディング」
「花蓮の夏」
「アイ・アム・レジェンド」
「パンズ・ラビリンス」
「エンジェル」

    →thank you for visiting. click here for blog ranking.
posted by えにゃ at 00:36 | Comment(2) | TrackBack(1) | movie_2007
この記事へのコメント
 日本インターネット映画大賞への投票ありがとうございます。
 さて、助演女優賞に"シャロン・ストーン&デミ・ムーア"としてご投票いただきましたが、本賞はお一方のみに絞っていただいております。
 恐れ入りますが、記事をご変更いただくようお願いいたします。
Posted by 日本インターネット映画大賞事務局 at 2008年01月13日 10:13
先般は日本インターネット映画大賞への投票ありがとうございました。遅くなりましたが、作品賞ならびに各賞が決定しましたのでお知らせいたします。発表サイトはhttp://www.movieawards.jp/です。今後とも、日本インターネット映画大賞をよろしくお願いいたします。
Posted by 日本インターネット映画大賞事務局 at 2008年02月07日 07:24
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2007’日本インターネット映画大賞 外国映画
Excerpt: 昨年、日本インターネット映画大賞さんより恒例の2007年度の募集参加の呼びかけがあり、早速投票することにしました!日本映画は投票するほど観てないので昨年同様パスということで・・ さて2007年公開外..
Weblog: 小部屋日記
Tracked: 2008-01-08 15:09